Appleは新しいiPhone 17シリーズの発表に合わせ、メジャーアップデートとなる新OS「iOS 26」を2025年9月15日午後7時より配信開始しました。ユーザー体験を大きく変える新機能が多数搭載される一方で、同時に発売された純正アクセサリーには、価格と品質の両面で早くも動きが見られます。
新型iPhone 17用ケース、早くも割引価格で登場
先週Appleが発表したばかりのiPhone 17モデル用純正ケースをすでに定価で購入したユーザーは、注文のキャンセルを検討する必要があるかもしれません。現在、Amazonではこれらの新型ケースがすべて、Appleの公式価格から一律10ユーロ引きで提供されています。
この価格引き下げは、標準のシリコーンケースだけでなく、iPhone 17 ProおよびPro Maxモデル用に新たに導入された「機能性ファブリック」ケースにも適用されます。ただし、関連アクセサリーのクロスボディストラップに関しては、AmazonでもAppleと同じ69ユーロで販売されています。この割引は期間限定とされています。
Amazonでの販売価格一覧:
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iPhone 17 Pro用 Appleシリコーンケース:49ユーロ
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iPhone 17 Pro用 Appleポリカーボネートケース:49ユーロ
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iPhone 17 Pro用 Apple機能性ファブリックケース:59ユーロ
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iPhone 17 Pro Max用 Appleシリコーンケース:49ユーロ
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iPhone 17 Pro Max用 Appleポリカーボネートケース:49ユーロ
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iPhone 17 Pro Max用 Apple機能性ファブリックケース:59ユーロ
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iPhone 17用 Appleケース:49ユーロ
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iPhone Air用 Appleバンパー:35ユーロ
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iPhone Air用 Appleケース:49ユーロ
新素材ケースに品質問題か?製造上の欠陥の可能性
一方で、新登場の「機能性ファブリック」ケースには注意が必要かもしれません。Appleから直接購入した新品のケースの背面に、ホコリやその他の異物が混入したことによる、目に見える不格好な膨らみが複数箇所で確認されたとの報告が上がっています。
このような製品がAppleの品質管理を通過してしまったことは明らかであり、これが一部の例外的な不具合なのか、それとも大規模な製造上の欠陥なのかが懸念されます。このようなケースに遭遇した場合、返品は問題なく受け付けられるはずですが、Appleの品質管理体制に疑問を投げかける事態となっています。
iOS 26が正式リリース:新デザイン言語と命名規則の変更
今年のOSアップデートは、2013年のiOS 7以来の大きな変革となる可能性があります。まず、命名規則が変更され、従来の通し番号(今年はiOS 19になるはずだった)を廃止し、来年の年号を表す「iOS 26」や「iPadOS 26」といった名称が採用されました。
OSをアップデートしたユーザーが最初に気づくのは、その新しい外観です。「リキッド・グラス(Liquid Glass)」と名付けられた新しいデザイン言語が、iPhoneからMacまで、すべての製品ラインで統一的に採用されます。これにより、システム全体がより透明感のある、丸みを帯びたデザインへと刷新されます。
電話アプリの進化:迷惑電話対策と便利な新機能
標準の電話アプリには、実用的な3つの機能が追加されました。
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通話理由の問い合わせ: 発信者に対し、ソフトウェアが通話の目的を尋ねることができます。その回答をテキストで確認し、電話に出るかどうかを判断できます。
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不明な番号の自動消音: 連絡先に登録されていない番号からの着信は、着信音を鳴らさずに自動的に留守番電話に送られます。これにより、不要な電話に煩わされることがなくなります。
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保留キューの待機アシスト: コールセンターなどで待たされている際、相手が電話に出たタイミングを検知して通知してくれます。これにより、保留中の時間を有効に活用できます。
リアルタイム翻訳機能の大幅な拡張
Appleはライブ翻訳機能を大幅に強化しました。
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ビデオ通話中に、翻訳された内容を「リキッド・グラス」デザインの字幕としてリアルタイムで表示できます。
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音声通話では、ソフトウェアが通訳として機能します。
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「ミュージック」アプリでは、楽曲の歌詞を翻訳できるようになります。
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双方のデバイスがiOS 26を搭載している場合、iMessage内のメッセージが自動的に翻訳されます。
メッセージアプリの刷新:チャットのカスタマイズ性が向上
標準のメッセージアプリも全面的に刷新されました。スパムメッセージ対策や会話のフィルタリング機能に加え、以下の2つの新機能が特徴です。
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チャットの背景設定: 自分の好きな写真や、AIがテーマに合わせて生成した画像をチャットの背景に設定できます。背景は、時刻に応じて変化するダイナミックなものや、静止画から選択可能です。
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アンケート機能: 「今夜の夕食は何にする?」といった簡単な質問から、休暇の目的地、あるいは単なる意見調査まで、チャット内で手軽にアンケートを作成できます。
すべてのゲームを一つに:新しい「ゲーム」アプリが登場
これまでApp StoreやApple Arcade内に分散していたゲームが、ロケットのアイコンが目印の新しい「ゲーム」アプリに集約されます。これにより、ジャンル別やArcadeタイトルなど、目的のゲームをより簡単に見つけられるようになります。もちろん、従来通りApp Storeからもゲームを探すことは可能です。
マップアプリが進化:訪問場所の記憶とルート提案
標準のマップアプリは、ユーザーが訪れたレストランや店舗などを記憶し、後で簡単に見つけられるようになります。また、頻繁に訪れる場所への優先ルートを学習し、自動で提案する機能も搭載されます。Appleは、これらの情報はエンドツーエンドで暗号化されており、同社ですらアクセスできないと説明しています。
バッテリー充電時間の可視化
iOS 26では、バッテリーが80%まで充電されるのに要する残り時間が表示されるようになります。また、低速充電か高速充電かなど、現在の充電速度も一目で確認できるようになり、充電管理がより効率的になります。
その他、注目の便利な新機能
開発者会議の基調講演では紹介しきれなかった、細かながらも便利な改善点が多数含まれています。
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カメラのレンズが汚れている場合に、清掃を促す通知が表示されます。
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アラームのスヌーズ間隔を、従来の9分固定から1分〜15分の間で自由に設定可能になります。
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パスワード管理アプリで、過去に使用したパスワードを確認できるようになります。
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H2チップを搭載したAirPods(第4世代以降またはPro 2以降)を、カメラのシャッターとして利用できます。
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ファミリー共有機能が改善され、新たな管理機能が追加されます。
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ウォレットアプリの搭乗券が、フライト状況やゲート変更などをリアルタイムで表示できるようになります。