PCパーツ市場において白を基調としたデザインの人気が高まる中、EMTEKとZOTAC Koreaは相次いでNVIDIAの最新アーキテクチャを採用したGeForce RTX 50シリーズの新しいホワイトモデルを発表しました。両社は、優れた性能と洗練されたデザインを両立させた製品を投入し、ゲーマーやクリエイターに新たな選択肢を提供します。
最新技術を搭載した新世代グラフィックスカード
今回発表された製品群は、最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを基盤として設計されたRTX 50シリーズのグラフィックスカードです。これにより、AI演算性能が飛躍的に向上し、従来とは一線を画すグラフィックス品質が実現されます。
両社の新モデルは、超高速GDDR7メモリ、強化されたRTコア、第5世代Tensorコアを共通して搭載しています。これにより、NVIDIA DLSS 4やStudioプラットフォームといった最新技術の恩恵を最大限に活用でき、NIMマイクロサービスと組み合わせることで、AIを活用したワークフローにも最適化されています。
EMTEK、Palit製「RTX 5060 Ti WHITE OC」をリリース
EMTEKは、Palitブランドの新製品として「GeForce RTX 5060 Ti WHITE OC D7 16GB」を発売しました。このモデルは、全体を包み込む純白のシュラウドとバックプレート、そしてスタイリッシュなRGB LEDライティングが特徴で、白で統一されたPCビルドを目指すユーザーにとって魅力的なデザインとなっています。
冷却性能にも注力しており、95mmのデュアルファンと、従来比で32%性能が向上した銅複合ヒートパイプを搭載。高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持します。また、GPU温度が一定以下になるとファンが自動的に停止する「0-dBテクノロジー」により、静音性も確保されています。
スペック面では、4,608基のCUDAコアと2,602MHzのブーストクロックを実現。コンパクトな2スロット設計により、ケースや周辺パーツとの干渉を最小限に抑え、高い互換性とスペース活用性を保証します。この製品は韓国国内の主要販売店およびオンラインストアで購入可能で、EMTEKのカスタマーサポートを通じて3年間の無償品質保証が提供されます。
ZOTAC、2種類のコンパクトなホワイトエディションを発売
一方、ZOTAC Koreaは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Twin Edge OC White」と「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti Twin Edge OC White」の2機種を発表しました。これらの製品は、純白のボディ、ファン、バックプレートにゴールドのアクセントを加えることで、高級感のあるデザインを演出しています。一般的な鮮やかな白とは異なる、柔らかい色味が採用されており、様々なPCケースデザインに調和します。
「RTX 5060 Ti」モデルは16GBのGDDR7メモリと2,605MHzのブーストクロックを、「RTX 5060」モデルは8GBのGDDR7メモリと2,527MHzのブーストクロックを備えています。どちらも最新世代のGDDR7メモリにより、高い帯域幅と効率性を誇ります。
冷却システムには90mmのデュアルファンと、空気がスムーズに通り抜ける360度パススルー構造を採用。これにより、小型フォームファクターでも強力な冷却性能を発揮します。製品の耐久性は、安定性の高いメタルバックプレートによってさらに強化されています。
また、横幅22.5cm、厚さ2スロットというコンパクトなサイズは、SFF(スモールフォームファクター)PCの構築に最適です。電力消費も単一の8ピンコネクタのみで動作するため、効率的な電力管理が可能です。
ZOTAC Koreaは、「デザイン性と最新性能を両立させたいゲーマーやPCチューニングユーザーに新たな選択肢を提供できることを期待している」とコメントしています。