【ワシントン=冨山優介】国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終えた若田光一・宇宙飛行士(59)ら4人が15日、米テキサス州ヒューストンの米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターからオンラインで記者会見を開いた。若田さんは、年内に長期滞在を予定する古川聡・飛行士(58)や、新しい日本の飛行士候補2人に対し、「彼らの訓練を支え、自分の飛行経験を伝えたい」と意欲を示した。

若田さんら日米露の飛行士4人は昨年10月から約5か月、ISSに滞在し、今月11日に地球へ帰還した。

 若田さんは今回が日本人最多となる5回目の宇宙飛行で、日本人最高齢の飛行だった。「宇宙は私の情熱だ。経験を生かし、引き続き有人宇宙活動に関わっていきたい」と述べた。