旧機種向けの新しいアップデートを実施。Appleは10年前のiPhoneとMacbookに順番にセキュリティアップデートを施している。なぜ?

Appleは現在、10年前のデバイスを対象としたセキュリティアップデートを配布しています。そのため、iOS、iPadOS、macOSは対象期間外にアップデートを行い、様々なセキュリティホールの解消やバグの修正を行っています。Appleは、あるヘルプページでこのことを報告しています。

これはかなり珍しいことです。実は、最新のOSバージョンに対応しなくなった端末は、メンテナンスが終了しているのです。Appleが例外を認めるのは、非常に稀なケースです。例えば、重大なセキュリティギャップがある場合などです。

アップルは具体的な理由を明らかにしていませんが、一般的に、古いデバイスのユーザーは、いずれにせよまれなアップデートをインストールする必要があります。

Appleは、現行のiOS 16の新バージョンに加えて、iOS 12(12.5.7)、iOS 15(15.7.3)、iPadOS 15(15.7.3)、MacOS Big Sur(11.7.3 – 2013年のMacbook Air、Mac Pro、Macbook Proでまだ動作)、MacOS Monterey(12.6.3 )のアップデートもリストアップしています。

ITポータルのGolem.deが報じているように、iPhone 5s、iPhone 6、初代iPad Air、iPad Mini 2と3、第6世代のiPod Touchは、このようにiOS 12.5.7へのアップデートを受けることになるのだそうです。

Appleは一般的に、スマートフォンやタブレット端末の更新期間を5年としています。これには、セキュリティアップデートやバグフィックスだけでなく、バージョンアップも含まれます。